昔妖怪、今人間の男と昔人間、今妖怪の女のはかなくもせつないラブストーリー。
涙を忘れるくらいせつなすぎる…率直な感想です。
人間と妖怪は共存できないの?という問いかけだと思いました。
否!人間次第です…人間が一番だというおごりをすてれば。
この展開、どこかで観たことあるなあと思って解説を読んだら「チャイニーズゴーストストーリー」の原作者の作品でした。
清代中国の作家、蒲松齢の「聊斉志異」の中の一編だそうです。
文豪妖怪ハンターという設定が面白いですね。
妖怪退治ではなく、書のなかに封じ込める、これぞ共存です。
人間の暴走をいさめてくれるのが妖怪だと私は常々思っています。
ついつい調子に乗りやすい悲しき人間の性。
そんな邪心を落ち着かせてくれる一服の清涼剤になる作品でした。
威張って、えらそぶって、そっくり返った時にそっと転ばないように手を差しのべてくれるのが妖怪ではないでしょうか?
また、特典映像が良いんです。
せつなすぎる話に気分転換させてくれるジャッキーの撮影現場での優しさ…愛されるはずです。
「もう~冗談ばっかり」とか「差し入れを口に入れてくれる」とか共演者の絶賛コメントが続きます。
一度、ジャッキーに直接会いたいなあ…口に出して言おう、言霊です。
おせっかいな妖怪が会わせてくれるかも?
名古屋市・四日市市にて、太極拳・螳螂拳・形意拳の中国武術にくわえ、合気道(四日市のみ)を指導しております。子供から年配の方まで、約50名の会員が真剣に、中国浙江省と台湾の老師から学んでいる武術を研鑽しています。くわしくはHPをご確認下さいませ。
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