「ドラゴン怒りの鉄拳」観ました~武術交流で平和な世界を~

ステイホームをいいことに、香港映画観まくり週間です。

ラストシーンで列強諸国の銃口がブルースリー演じるチェンに向けられますがその後ろに中国人がチェンを解放せよと拳を挙げているのがうかがえます。

中国人民の列強諸国による人権蹂躙に対する怒りの拳です。

かなり前に観たときにはこんなことには気づきませんでした。

「中国人と犬は入るべからず」という日本領事館の札…なんと傲慢な態度でしょう。

1900年初頭の上海では日本人はやりたい放題をやって来ました。

こんな事が二度と起こらないよう、我々は武術交流で平和な世界を作っていきたいと思います。

また、コロナが終息したら武術の研修旅行にこぞって参加しようではありませんか。

撮影裏話としてブルースリーの適役の鈴木は最初、勝新太郎にオファーがあったそうです。

当時、座頭市で国民的大スターだった勝新太郎は「俺が悪役というわけにはいかん」と言うことで弟子の橋本力を香港へ送りました。

劇中で日本人の袴の腰板が前後逆になっていることは香港側の意向で断れませんでしたが、橋本力が出ているシーンはすべて腰板は後ろについています。

橋本力は日本の文化に対して誇りをしめすために尽力したそうです。

特典映像で香港カンフーアクション俳優元華(カンフーハッスルの大家さん)のインタビューが入っていました。

燃えよドラゴンでオハラに宙返りキックを繰り出すのは彼のスタントアクションです。

子役時代の修行の話が興味深くて、逆立ち一時間は日常茶飯事だったそう…顔がむくんで人様に見せられなかったとか。

線香一本が燃え尽きるまで、基本功を続ける…子役時代にそんな修行を続けたスター達ジャッキー・チェン、サモ・ハン、ユン・ピョウが作った映画をリアルタイムに観られた私や指導員のみんなは幸せな時代に生まれたと思います。

【日中武道研究会東海支部とは】

名古屋市・四日市市にて、太極拳・螳螂拳・形意拳の中国武術にくわえ、合気道(四日市のみ)を指導しております。子供から年配の方まで、約50名の会員が真剣に、中国浙江省と台湾の老師から学んでいる武術を研鑽しています。くわしくはHPをご確認下さいませ。

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日中武道研究会:東海支部長ブログ

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