『勝敗に一喜一憂していては』

日中武道研究会·東海支部ニュース巻頭言「武林茶話」より転載


小学生の頃、富田剣道スポーツ少年団と言うのがあって6年生の私は入会しました。

当時、森田健作のテレビドラマ「俺は男だ」が大流行していました。

剣道かっこいいな〜と思い、入会したのを覚えています。

富田野球スポーツ少年団と言うのもありましたが、球技はからっきしだめで、フライが取れない私にはごくごく自然な選択でした。

その流れで中学校では剣道部に即入部。

球技がだめなら剣道はいいかと言うと、そう人生は甘くなくて、試合ではほぼ負け続き。

それでも、先輩が打つところを開けてくれる所に打ち込むコンビネーション練習は好きでした。

小手、面、胴〜!胴、小手、面〜!と気合いを出して打つとスカッとします。

試合で勝った時、ガッツポーズをする中学生は多かったです。

私にとって数少ない勝ち勝負なのですから、勝った時はガッツポーズをしたくてたまりませんでした。

しかし、先輩たちは勝っても淡々としていたので私も倣いました。

調子乗りの私には、いい経験だったと思います。

これは個人的見解ですが、試合でガッツポーズをした時点でそれは武道ではなくスポーツだと思います。

相撲で力士がガッツポーズを見せないのは相撲が武道である証だと思うのです。

勝敗に一喜一憂していては本来の「自分との戦い」である武道の本質からはどんどんかけ離れていくと思いませんか?

武術の修業で、ともすれば怠け心が出てしまう自分に淡々とポーカーフェイスで打ち勝って行きましょう。


日中武道研究会東海支部では、コロナ対策をしっかり行いながら、

三重県四日市市にある、あさけプラザにて、小学生から年配者まで、

毎週土曜日の19:00から、楽しく練習を行っております。

リモートワークで運動不足のあなた、一緒に体を動かしませんか?

中国武術の魅力と仲間がいれば、気持ちの良い汗をかけると思いますよ。

ぜひ一度、見学に来てみませんか?

ご連絡、お待ちしております。

連絡先は、こちら → https://www.buken-tohkai.com/

日中武道研究会:東海支部長ブログ

日中武道研究会東海支部は、三重県四日市市で、中国武術(螳螂拳・太極拳・形意拳)及び合気道を指導しています。