11/7井上尚弥VSノニト・ドネアの世紀の対戦を見終わって~先輩を乗り越えていくこと~
井上尚弥とノニト・ドネアの世界戦は最高でしたね。
魂と魂のぶつかり合いのような一戦でした。
ずっと私、こぶしを握っていました。
歴史に残る一戦と言っても過言ではないでしょう。
ドネアのパンチで目の上にぱっくりと傷をおいながらも応戦する井上に心を打たれました。
出血すると、不利になる試合をいっぱい見てきたので「あーダメか~」と思ってしまいました。
ダメなのは私です。
出血しながらも、そのハンデを乗り越えて底力でぶつかっていく井上にあきらめない心を教えてもらいました。
形勢不利になっても逆転はあると応援のスタンスは変わって行きました。
「いけいけ井上逆転やー」と床を踏み鳴らしながら応援します。
もうダメやと思ったところから後ひとふんばりするかしないかです。
ドネアも恐ろしいと思ったはずです…こいつは化け物かと。
普通はもうダメとずるずる後ろに下がるでしょう。
ドネアの背中を追い続けてきた井上だからこそなし得たドラマだったと思います。
必死で傷の手当てをするセコンド陣営にも目頭が熱くなりました。
一人で闘っているじゃないんだとセコンド陣営に守られ後退しなかったのだと思います。
勝った井上は雄叫びを上げるでもなくドネアの胸を借りて良い試合ができた事をかみしめているようでした。
ドネアに対してのリスペクトがひしひしと伝わってきます。
先輩を乗り越えていくこと、これが先輩に対する恩返しなんですね。
先輩は乗り越えられないと思った時点で成長は止まる…そんな事を教えてくれるボクシングがまた好きになりました。
名古屋市・四日市市にて、太極拳・螳螂拳・形意拳の中国武術にくわえ、合気道(四日市のみ)を指導しております。子供から年配の方まで、約50名の会員が真剣に、中国浙江省と台湾の老師から学んでいる武術を研鑽しています。くわしくはHPをご確認下さいませ。
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