私の好きなカンフー映画と言う原稿依頼をいただきました。
私の生き方に多大な影響を与えた「男組」という漫画があります。
昭和49年、少年サンデーで連載が始まりました。「大衆は下劣な豚であり、豚は支配し秩序を教えてやらねばならない」と、自身を頂点とした理想社会を作り上げようとする高校生「神竜剛次」。
そして「虐げられる者を見て見ぬふりするは、虐げる側に加担するも同じ事」と、自由で平等な社会を求める少年刑務所の受刑者「流全次郎」の熱い信念がぶつかり合う物語です。
鏡の上の薄紙一枚難なく切ってのける剣の達人である神竜は、各地の高校を力で配下におさめ神竜組と称し勢力を拡大。
対する流は父の親友「陳泰明」より学んだ「陳家太極拳」を武器に、侠気で結ばれた仲間たちと神竜組に支配された高校を開放するべく戦って行くのが序盤のあらすじです。
さて前置きが長くなりましたが、この「男組」が実写版映画化されたのが昭和50年の秋。
原作同様に、神竜の理想と流の信念のぶつかりに自分の思いを重ね、激しい剣技、拳法技の応酬を期待し、社会のあり方や男の生き方を学ぼうと、当時小学6年生だった私は封切り早々に見に行きました。
以上「私の好きなカンフー映画」の紹介でした。
終わります。
あれっ? 映画の話は? と思われた方。
ゴメンナサイ・・・この映画、理想や信念なんてまったく関係無し。
剣技、拳法技というより、原作からかけ離れた不良集団のケンカ大乱闘映画でした。
男組は是非漫画でご覧くださいませ。
螳螂拳クラス Y
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