『国盗り物語第4巻(最終巻)織田信長後編』読みました
「これしきの矢弾の中に身を置いただけであたるようでは、この明智十兵衛光秀に、もともと天運がない証拠である」という光秀。
これぐらいの勢いがなくては命をかける戦はできません。
運も実力のうちと言いますが、やはり実力はたくさんの修羅場をくぐり抜けなければ身につかないと思います。
どれだけの経験を積んだかで武術家の運は変わってくるのではないでしょうか?
敦賀平野での戦いで信長は一戦も交えずに逃げます。
逃げれば無傷であり一戦も交えぬ以上「負けた」という噂は天下に流れない…まさにそのとおりです。
武術でも勝たなくてもいいと思うのです。
負けなければいい、自分から敵を倒しに行かなくてもいいと思います。
光秀は秀吉のやり方で戦をすると言い出せば、妻のお槙は「それだけはおやめなされませ」と諫めます。
人には適材適所があります。
光秀と秀吉は全く違います、そこを助言した妻、お槙、素晴らしいです。
私達もその人の特徴を活かした門派、套路を他門派を否定せずまっとうしていきたいですね。
斎藤道三の分身であると言って良い、明智光秀と織田信長、お互いが陰と陽が助け合うように時代を駆け抜けたと思います。
どちらが素晴らしかったか、どちらが良い人生だったかは誰にも決められません。
それぞれがそれぞれの人生を最後に悔いなく生きていければ、それが一番の幸せではないでしょうか?
日中武道研究会に出会えて良かった…そんな言葉をこれからもたくさん聞くことが私の幸せです。
伊藤英明
日中武道研究会東海支部では、コロナ対策をしっかり行いながら、
三重県四日市市にある、あさけプラザにて、小学生から年配者まで、
リモートワークで運動不足のあなた、一緒に体を動かしませんか?
中国武術の魅力と仲間がいれば、気持ちの良い汗をかけると思いますよ。
ぜひ一度、見学に来てみませんか?
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